2013年6月30日

遠刈田温泉郷

「くらふとくらす」で人気の【遠刈田こけし】の郷に行ってみたいとずっと思っていましたが、
今回やっと訪問することになりました。

遠刈田温泉郷は宮城県刈田郡蔵王町にあり、温泉が多数ある県内でも有数の温泉地の1つです。

仙台市内中心部から高速の東北自動車道経由で約1時間、目的地の遠刈田温泉郷に着きました。
高速料金も週末+ETC使用で、350円となかなかリーズナブルでした。

現地はあいにくの小雨模様でしたが、それはそれで情緒がありました。
温泉郷の中心部に無料の駐車場があり、車を停める苦労はありませんでした。
近くには有料の駐車場(1時間までは無料)もあります。
最終的には温泉に入る予定でしたが、その前にカメラ片手にぶらぶらしてみました。

公共温泉である「神の湯」さん側の駐車場から温泉郷の中心部を歩いていると、
こけしやガラス製品、ファッションアイテムを扱っているお店があったので、立ち寄ってみました。

お店は「“古品こけし&アンティークの店”OZEKIYA」さんといって、
アンティークのこけしなどを主に扱っているお店です。

店内に入って、オーナーの尾関さんのお話を聞いてみると、
こけしは名工のアンティークだけを扱っているとのことでした。

もしやと思い、「くらふとくらす」で扱っている小笠原さんのこけしがあるかと思い、尾関さんに尋ねてみると、、、
ありました!若い時の小笠原さんのこけしが!

その他にも、名工の年代物のこけしが沢山ありました。
そしてOZEKIYAさんのオススメのこけしのお話をちょっとだけ聞かせてもらいました。

こけしの他には、HOYAや佐々木硝子製のガラス製品、ジーンズ、婦人服などいろいろなアイテムがあって商品選びが楽しいお店です!
こけしのコレクターの方もよく来られるそうです。

今回の遠刈田訪問では思わぬ出会いがあり、とっても充実したものとなりました。

帰る前に「神の湯」さんに入りました。
とっても気持ちのいいお湯で、しかも入浴料もお手頃なので、オススメの温泉です。


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佐藤 丑蔵 作

佐藤丑蔵さんの晩年のこけしで、足踏み轆轤で作ったこけしとしては最晩年のものの1つ。
とても貴重で、OZEKIYAさん一押しのこけし。


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左:佐藤 憲雄(父) 作
右:佐藤 照雄(子) 作

“眠りこけし”の親子こけし(作り手が親とその子)。眠っているかのような表情が特徴です。
佐藤親子は若くして亡くなったため、このお顔のこけしは後に受け継がれなかったそうです。


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国分 栄一 作

どちらも同一作者による弥次郎こけし。
作者が同じであるにもかかわらず、ここまで意匠が違うのは珍しいとのこと。
右側のこけしは、足踏み轆轤の特徴である胴の模様のにじみがでていて、深い味わいがあります。


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【OZEKIYAさんの店内の様子】

“古品こけし&アンティークの店”OZEKIYA

住所:〒989-0915宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉寿町3番地
電話:0224(34)2727
Facebook:http://www.facebook.com/kosinakokesi