カラフルなベレー帽をかぶったこけし
宮城県白石市の弥治郎(やじろう)という集落を中心に作られる「弥治郎系こけし」の特徴は、ベレー帽のように見えるカラフルに彩られたロクロ模様の大きな頭と、ロクロ模様が多用された胴体にあります。
帽子をかぶったような頭部はさし込み式で、胴に比べて大きいのが特徴で、額には半月形の飾りが描かれ、愛らしい雰囲気♪
胴模様は、幅広いロクロ線や襟、袖の模様を描き、花や蝶をあしらった華やかかつ、モダンな色彩のコントラストが印象的です。
弥治郎系こけしの魅力は、こけしを作るときに用いる色彩豊かなロクロ線の輪の模様とも言われています。